青山学院大学 総合研究所
            AOYAMA GAKUIN UNIVERSITY RESEARCH INSTITUTE

芳香族複素環を基盤とする機能性生体材料の開発を目指した化学・生物協働研究

芳香族化合物は電気伝導性、発光特性、磁性など、多様な機能を発現することから様々な機能性素材としての活用が期待されています。とりわけ、炭素原子の代わりに窒素、酸素、硫黄などのヘテロ原子を導入した芳香族複素環は、ベンゼン環に代表される炭素と水素から成る芳香環とは異なる電子状態を示すことから、さらに多様な機能の発現が期待できます。

こうした芳香族複素環の合成は古くから酸や塩基性触媒を用いた縮合反応を用いて達成されてきました。しかし、高度に官能基化された多置換芳香族複素環の合成は依然として困難であり、効率的合成法の確立は立ち遅れた状況にあります。

このような状況を打破し、芳香族複素環を基盤とした物質科学を確立することを目的に、本研究では芳香族複素環の効率合成法の確立を進めています。また、得られた機能性材料の生体応用を目指しています。